産婦人科の衰退
先日、私が建物管理をさせていただいていた元産婦人科の先生がご高齢でご逝去されました。生前に私に「今の日本は駄目になった。」と何回もおっしゃられていました。
正月も休日当番を進んで受ける仕事一途の先生でした。陸士に九大医学部出で血液の研究もされていたみたいです。妊婦さんの血液を絶えずチェックして薬も処方していたそうです。
産婦人科は内科も外科も両方の技術が必要です。また、自然分娩では時と場所を選べません。つまり、24時間働く体制でないと無理ということになります。でも、現実的にそのような酷使される職場を今の医師国家試験を受けた人間が選ぶでしょうか?最近は産婦人科と小児科は避ける傾向があるようです。
ということは、産婦人科の医者不足が起きていることですよね。そこで、奈良のたらい回しされて亡くなった妊婦さんの事件ですが、ほんとうに、あの病院の医者だけが悪いのでしょうか?空ベットがあっても専門医がいなければ、ただのベットにしかすぎません。マットにパイプで組み合わされた道具です。根本的な内容が報道には欠如しているのはおわかりいただけるでしょう。
亡くなった先生も長年の身体の酷使で腎不全から心不全に至ったのです。私から見たら殉職です。さて、どこに問題があるのでしょうか?箱物行政で解決するのでしょうか?数字あわせだけで、解決するのでしょうか?どこにも、一知半解の評論家はたくさんいます。
では、その人が実際にその作業のできるエキスパートなのでしょうか?たいてい、机上の空論を言ってる人ばかりが突出します。まあ、でも今は集合知という良識が働く世界に近づいているので、良識ある人は静かに考えていると思います。
また、医者同志でも外科の先生が私は下半身をさわらないとか言って産婦人科に対して偏見を述べる方もいるみたいです。へんなプライドをもっているのですね。
私が最近気に入らないのはたいして診察もしないでコンタクトレンズばかり売る眼科・アトピーの皮膚を研究材料みたいに研修生に見せまわる大学教授・ろくに臨床経験がないのに大学院の終了証明を飾った下手な歯医者などなど多数います。
そのうち、スタンダード&プアーズのように医者の評価点数がつけられてくると思います。そうすれば、患者はその評価点を基準に医者を選ぶようになるかもしれませんね。
ついでに、小・中・高の学校の先生はもっと早く評価されていくべきでしょうね。
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